りうりうさん日乗

ほとんどフマジメときどきマジメ。 漫画やら映画やらスポーツやらをつらつらと。

2014年08月

岡田彰布著 プロ野球構造改革論を読む。



岡田さん、これまでにもいろいろ本を出してるが、
それにも出てきたエピソード。

監督は試合前にやることはたくさんある。
試合前にランニングしてる暇などない。

芝生のコンディションに風向き。
岡田さんは監督時代、試合前に外野を歩いて
ノックバットで細かな芝のボール跡を修復していた。

すごい。そこまで緻密にやっていたのか。
どんでんさん、現役、監督時代と理論派ってことは
噂に聞いてましたが侮っていました。
(ひとえに見た目のせいです)

芝の速さを確かめ、打球の速さを確認していた岡田さん。

しかしこういった試合前の準備の話えは必ず、

「グラウンドは健康ランドとは違う」

とか、

「練習前の球場で自分のために、汗を流す指導者がいる。
 ・・・(中略)・・・阪神にもそんな監督がいたらしいけど・・・」

と必ず岡田さんの後に阪神の監督になった真弓氏への
皮肉を入れるのである。

他にも、選手会長時代の古田のやり方に違和感を
あらわしたり、
(野村克也氏も古田はお歳暮を贈ってこないと
 怒っていたが、ドライさがあれなのか)

衣料メーカーに球団譲渡が持ちかけられてた話を
暴露したり、
(ユニクロが千葉買収ってのはスポーツ紙にも
 出てたが信憑性あったんだね)

野球ファンなら喜ぶ小ネタをふんだんに盛り込んだ本書は、
野球ファンの酒の肴に最高の本なのであった。

しかし、福留を私ならとらない、と書いて、その理由を
本書を読めばわかる、と書いてたのに、
そういう結論ていうのはちょっとあれじゃないだろうか。

ちょっとあれな理由は、本書を読めばわかります。

人は見た目が9割。

球界きっての理論派。解説者時代の落合が、
キャンプで唯一長時間話し込んでいたという人物。

早稲田大学野球部で1年秋からレギュラー。
大学球界で大活躍し、ドラフトの目玉で阪神に入団。
阪神でも優勝した1985年には3割4分2厘、ホームラン35本。
打点101とすさまじい成績を残した男。

阪神監督時代にも初年度の4位のあとは、
優勝、2位、3位、2位とAクラスを確保。

オリックスでは監督して結果を残せなかったが、
アマ、選手、監督での経歴に加え、
解説者としての評価も高い。

しかし、あだ名は「どんでん」。

もし見た目が高橋由伸ならば。
見た目が鳥谷敬ならば。


おそらくプリンスとして歩んだであろう野球人生。
もっと違った扱いがあったかもしれないが、
見た目もさることながら、
あの話し方だからこそのどんでんさんなのだろう。

ネタにされてるとわかりつつ、
あほの坂田とCMで共演してしまう岡田さん。

そして皆、だからこそ、どんでんさんが大好きなのである。

そんなどんでんさんの新刊、

「プロ野球構造改革論」

が出た。

アベノミクスの時代に構造改革。
構造改革の弊害が出てきてる時代になぜ、とは問うまい。
プロ野球もまた、小手先だけの改革では
どうにもならない時代に来ているのかもしれない。

前回のWBCの盛り上がりの時も、観客動員に
影響したのは1か月程度だったという。

プロ野球がいつの間にか国民的話題から遠ざかって久しい。
(カープ女子とか話題だけど)

しかし「構造改革」と銘打っておきながら、冒頭、

「2014年のシーズン、阪神ファンから一番多くの質問を受けるのは、
 前年にカブスから入団した福留孝介のことだ。

『岡田さんが監督なら、福留をどう使いますか?』

そう聞かれても、答えようがない。使うも使わないも、私が監督なら
福留は最初から獲っていない。なぜなのか。
この本を読んでもらえばわかる」

というのはずるくないか?これは買って読むしかないではないか。
(基本岡田氏の最近の著書は全部買ってるけど)

しかしどんでんさん、定期的に著書が出てるってことは需要が
あるってことなんだろうなぁ。

僕はこれからもどんでんさんについていきます!

猪木さん、もう消費税には興味なくなったのかなぁ。

「国会に卍固め、消費税に延髄斬り」

って言ってたのは確かにずいぶん前だけど。
消費税10パーセントに上がっていいんでしょうか、猪木さん。

しかし今の猪木さんの興味は北朝鮮に向かってるようで、
1995年以来となるプロレスイベントを今週末に開催。

テレビで記者会見の模様と前回大会のVTRが放映されたが、
猪木対リックフレアの試合が流れて思わず興奮、
食卓で、

「リックフレアーだ!猪木も若い!」

と思わず叫んでしまい、家族に白い目で見られるのであった。

家族には、この大会で佐々木健介と北斗晶が結婚したんだよ、
と教えてあげたが、父の威厳は取り戻せず。
やはりプロレスの市民権は低い。

ただ今回大会はボブサップやジェロムレバンナ、
藤田和之とかつて総合格闘技に出てた選手も多く、
元若麒麟鈴川真一なんかも記者会見に並んでいて、
見た目かなりの迫力あったのは事実。
ウルティモドラゴンや女子選手も出るようだから
華麗なムーブとその迫力に北朝鮮の観客の度肝を抜くでしょう。

僕もボブサップは実物見たけど、あんな生き物が
全力で飛んだり跳ねたりしてるの見るだけで
面白いものね。

でもインターネットでの有料放送を見るかって言うと・・・
また微妙なところではある。
家族の冷たい目線。

そして妻から、

「これってどこからお金出てるの?」

とのシュートな質問に、

「アントンハイセルの利益かな?」

と答えたのだが、それ以上会話が続かなかったのは
なぜなのだろう。

興味がない、ということなのだろうか。
プロレスに?それとも・・・・

今更感もあるアイスバケツチャレンジ。
賛否両論、かくいう私もALSと筋ジストロフィーの違いを
よくわかっていなかった。
(ていうかALSってルーゲーリッグ病だったのね。
 そのほうがなじみがある)

で、この活動に対して別の難病患者の方のブログを
見たのだが、曰く、

①アメリカ人はすごいこと考える。
②病気に対して皆が知ってくれてうれしい(私だったらうれしい)。
③皆が知ってくれたら法整備も進むし、新薬の開発も進むだろう。

とめっちゃポジティブにとらえていた。

で、やはりポイントは③の新薬の開発が進む、ってとこ。

皆に認知されると、製薬会社も宣伝目的か
一気に投資したりするらしい。
(成功して評判になったら株価もあがるしね。)

活動団体に寄付が集まることももちろん大事だけれど、
寄付だけではもちろんやっていけないので、
国の法整備や新薬の開発のためにまずは
病気のことを知ってもらうっていうのは大切なことなんだなぁと
あらためて思う次第。

活動自体はセレブが友達指名して氷水かぶって、
みたいな自分とは別の世界の出来事を見せつけられる
みたいで

「なんだか嫌な感じ」

と思う自分がいた気もするけど
(海外のパーティー文化を日本人が真似してる時の
 あの「嫌な感じ」にも似ている」)

そういう側面もある以上、いいことなんじゃないかと
思うことにした。
(浜崎あゆみ氏が喜んでやってるのは物悲しかったが)

しかしアイスバケツ、

アメリカのスポーツ界では、氷水は祝福を意味し
アイス・バケツ・チャレンジは元気を与える意味がある。

(Wikipediaより)

ってらしいけど、なんで祝福を意味するんだろうなぁ・・・



マンモス西「おっちゃん、あかんあかん」
丹下団平「黙っとれ、西」

名作「明日のジョー」の一場面。
中学生だった僕らは、たわいもないチャレンジの時、
(たとえばコーラの一気飲みとか)
このセリフを言っては盛り上がっていたのだった。
(我ながらしょうもないな)

でも、明らかにやりすぎな時、笑えないときは
なんて言ってたんだろうか。

「それは無いわぁ」

とか、

「それあかんやつやで」

とか言ってた気がする、急に冷めた感じで。

で、何の話かというと、Jリーグでふたたび起きた差別事件である。

マリノスサポがレナト選手に向かってバナナを振って揶揄。
これはやばい。あかんやつである。
だいたい日本人には黒人を揶揄する、という感覚はあまりないので、
海外の真似だろう。

「俺、ここまで危険なことできるんぜ」

と一人の若者が暴走した結果、振り返れば誰も称賛してないどころか
ドン引きで、

「何してくれてるんだよ」

とまわりが切れてる、というのが今の状態といったところだろうか。

昔数学者のピーターフランクルが、

「ユダヤ人にとって日本ほど住みやすい国はない。
 日本にユダヤ人差別はない。興味がない、知らないというのが
 原因だと思うけど」

とか言っていたが、今回の事件も無知故に起こってしまった。
熱いサポーターなら、海外での問題の大きさを
知らないわけではな無いだろうに。
ただただ残念である。

しかし、ここぞとばかりにマスコミに大きな記事が出、果ては
海外の新聞に載りました、という記事を重ねて紹介したりしてる。
Jリーグにとっては大きな痛手。

クラブ側としては防ぎようがない、ある意味テロのようなものだけど、
どっかで個人に対して損害賠償請求して、
差別案件はやばいってのをはっきり示さないと、
また起こってしまいそうな気がする。
入場禁止とか、それとは別の次元の対応を望みたい。

で、Jリーグ側が試合開始前に啓発VTRを流すとかもしそうだけど
(すでにしてるかもしれないけれど)
それには是非前園さんを起用して、

「差別、カッコ悪い」

とやってもらいたいなぁ。

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