りうりうさん日乗

ほとんどフマジメときどきマジメ。 漫画やら映画やらスポーツやらをつらつらと。

2014年09月

巨人がV3を決めたっていうのに、対して話題になってない。

元巨人の元木が言ってたけれど、昔は優勝したら
1週間はその話題でもちきり。ちょうどWBC優勝や
サッカー女子ワールドカップの優勝の時と似てたらしい。

栄枯盛衰。

ちびまるこちゃんで、まるこが父ひろしになぜ巨人が好きか聞くシーン。
父ひろしは言う。

「テレビでやってるから」

それは、確信をついていた。
草薙でキャンプをやっていたホエールズより、テレビの巨人なのである。

そして今、プロ野球はほとんど地上波ではやっていない。
やってたから見るってだけで、やってなくても困らなかったのだ。
(サンテレビは阪神戦やってるけど)

というわけで、僕も野球ファンではあるけど、
巨人の優勝より清原氏の動向の方が気になっている。

全身刺青。
Xデー。
離婚もそのためだ。

など黒いうわさが絶えず、生計はパチンコ屋の営業で立てているという。
放送できなくなる可能性があるのでテレビはお声がかからないというが・・・・

かつて清原さんは甲子園松井の4打席敬遠の話題を振られて、

「5番が打てばいい。PLなら5番が打ちまくってボロ勝ちや」

と言っていた。さすが清原さん。
ただのマニアだと、駒田も高校時代満塁で敬遠された、などと言いがちだ。

また中学時代、先生から、

「将来清原君はメジャーリーグに行くかもしれないから英語勉強しなきゃ」

と言われると、

「通訳雇うからええんじゃ」

と返したとも伝えられる。結局メジャーに行くこともなかったけれど、
野球ファンに強烈な印象を残したスーパースター。

今の清原を見ているとどうしても伊良部のことが頭をよぎる。
伊良部も素行が悪いように伝えられたが、ピッチングに対する繊細さは
尋常ではなかったと聞く。

清原さんも、野球に対するコメントは悪ふざけが多いけど、
時折シビアな発言をみせる。

「甲子園は清原のためにあるのか」

あの実況をリアルタイムで見たものとして、やはり清原さんには
復活してもらいたい。

で、もう一度清原さんを表舞台にあげるには、長渕さんの力しか
無いと思うんだけど、長渕さん、ひと肌脱いでくれないだろうか。

富士山ライブの準備で忙しいとは思うんだけど、

「Come on Stand Up Boy!」

ともう一度声をかけて欲しいのだ。

ある評論家が、最近はプロレスという概念が伝わらずに困る、ってことを言っていた。

例えば討論番組。
出演者は全員プロだから、当然その問題は熟知している。
でも視聴者は必ずしもそうではない。
なので、最初はお互いが討論を通して基本的な知識を確認していく。
いきなり難解な話はしないのである。

視聴者を意識しながら、初心者にもどういう話かを伝える。
時折玄人好みの話題をしかけて、観客を楽しませる。

これは、プロレスである。

時折、テレビ討論番組の枠組みを超えた議論を仕掛ける論者がいる。
プロレス者なら、奴はシュートをしかけた、とか、
あの出演者はガチ、とか思うだろう。

もちろん、ガチをしかけたものをつぶすことも簡単だ。

「あなたが言いたいことは○○ってことでしょう。
 そんなことは言われなくてもわかってるよ。
 それに、それは☆☆が◇◇で指摘してるけど、
 あなたはそれを踏まえてないよ。勉強不足」

などとそれまでの和気藹藹とは一転、格の違いを見せつけたりするのである。

こういうのはバラエティの場面にも見受けられる。

プロレスを知っていれば、世の中の見方は確実に変わるのである。

討論「番組」も、バラエティもテレビである以上、それはショーだ。
しかし、そのショーで演者の価値が決まってしまう。
命がけのショーなのだ。
そして、プロレスは身体的な意味での命もかけている。

また、客がいないプロレスはない。
客がいなくても野球やサッカーはできるが、
客がいないプロレスというのは本来存在しない
(巌流島もまた見えない観客を意識したものだ)。

客とレスラーが作り出す熱量、うねり。
そんな大河ドラマがプロレスでは繰り広げられている。

嗚呼、素晴らしき哉プロレス。

と、プロレスを見ているといろんなことを考えるようになってしまうし、
本書「教養としてのプロレス」を読みながら、
またプロレスについて考えてしまった。



プロレスは、虚実皮膜を生きている。
本当と思えば嘘であり、嘘かと思えばまこともある。
デルフィンがサスケにずいぶん突っかかるなぁ、そういうシナリオかなと
思ってると本当に退団して独立したり。

大仁田は引退すると何度引退興行を打ち、
引退詐欺だといわれたとき、

「金がないんじゃー」

と言った(インタビューか何かを脳内変換してるのかもしれないが、
僕の記憶では絶叫してることになっている)。

プロレスは人生である。

本書は、プロレスを愛することで、幸か不幸か半信半疑で見ることを
覚えた著者の現代時評である。

「私はプロレスファンだったからオウムに入信せずにすんだ」
「立花隆氏は人生の何を見つめているのか」

など、その対象も幅広い。

プロレスが好きな人も、そうでない人も必読。
問題は、今のプロレスを見てそんな見方が身につくのかということだけれど・・・

「憲法を暗誦するアイドルと気鋭の憲法学者による」憲法講義、「憲法主義」を読む。




冒頭、憲法とは何か?と聞かれ、アイドルである内山さんはこう答える。

「憲法とは・・・・・・最高法規?」

憲法を最高法規と答えるアイドルなんていまだかつていただろうか。

他にも、

南野「権利についての規定はどこに書かれているか知っていますか?」
内山「第3章です」

って、内山さんほんとにこの時高校生?って聞きたくなるようなことばかり。
内山さんすごすぎ。
いや、アイドルじゃなくてもすごすぎです。

ここまで優秀すぎると、
大学の講義の最中教授と授業の中身について深く話し出して盛り上がっちゃって
やたら前の方で騒々しい女学生なんかを思い出して
それはもうなんとも言えない気分になるんですが、それについては関係ないので割愛。

で、優秀な生徒のため、中身も入門のための入門書というよりは結構ハード。
芦田均が憲法9条2項に「前項の目的を達するため」という文言を付け加えた、とか
出てくるし。

あと内閣法制局の話とか。内閣法制局って各省庁から選抜されてるって
知らなかったよ。

改憲論議も集団的自衛権も出てくるし、社会の動きに興味があって本も読むけど
体系的に憲法とか法学について学んだこと無い人は大満足するであろう本書。

けど読んでほしいのはそういうのに興味ない若い人にこそだけど、
内山さんが優秀すぎて、ついてけない人が出てきそうで心配です。

で、内山さんて結局経済学部に進学されたんですね。
もう経済学の講義本の企画が進んでるんだろうなあ、と邪推してしまいますが、
たぶん買っちゃうんだろうなぁ(あんまりアイドルって興味ないんですけど)

(南野さんの本も新書とか出ると買うと思います(;´・ω・) )

長谷川晶一著「プロ野球12球団ファンクラブ全部に10年間入会してみた!」を読む。




もうタイトルですべてを説明してしまっているが、

全球団のファンクラブに実際入って比較するという

ありそうでなかった人気企画の10年の歩みをまとめた記念本。


本書自体も話題なのか5月31日初版で、

僕の手元の本は6月23日で第2版。

(元記事は7月に別のブログに書きました)

内容は野球ファンなら楽しめること請け合い。

マストバイと言ってもいいでしょう。


内容はというと、

ロッテが会員証のスペルを「LOTE」と間違える大事件に、

中日がファンクラブ会報で落合前監督の批判を繰り広げたあの事件。

ベイスターズの迷走。そして買収後のがんばり。

カープの金はなくともアイデア勝負。

などなどなど見どころ多数!


事件はグラウンド以外でも、

ファンクラブの会議室でも起こっていたのです!


しかし、ヤクルトファンでアンチ巨人だった著者が、

巨人のファンクラブの充実さを認める部分がすがすがしい。

最初はこの金満め、という思いもありつつ、

金がある故の余裕、さすが、と、いいものはいいと認めるあたり、

その博愛ぶり見習いたいものです。


で、この本、野球好きのみならず

Jリーグのサポーターも楽しんで読めるはず。

自分たちのクラブも取り入れて欲しい、みたいな。


昔のベイスターズの会員証は個人の顔写真を入れれたとか、

高額のカテゴリの新設だとか。

観客動員が急増してるベイスターズが、ファンクラブのグッズに

「アース ミュージック&エコロジー」「ユナイテッドアローズ」

「ニューエラ」とのコラボ商品を作ってるところとか。


自分の応援する球団も見習ってほしい!

(ていうかデザインに金を出せ!)

おしゃれな方向も充実してきてるプロ野球業界。
しかし最近書店では、その名も「読む野球」なんて本も出ている。



15年くらい前僕が学生の時も宝島社のムックとかで
野球の歴史を学んでたから、昔と変わらないのかもしれないが、
「読む野球」って見ると、どうしても、「活字プロレス」って言葉を
思い出してしまう。

「すべてのジャンルはマニアが殺す」

とは最近プロレス業界に参戦した方の言葉だけれど、
野球もそっちにいきつつあるのかなぁとちょっと心配になったりします。

まあカープ女子とかヤクルトレディとかジャイ子とかが
がんばったら盛り上がっていくんでしょうけどね。

こんな国滅ぼしましょう、原発で。

先の都知事選で外山恒一はこんな街宣をしながら都内を回った。

そのあとに、

私たちはテロリストです。格好の標的をいつまでも残してくれる、
原発推進派を勝手に応援 しています。デストロイ・ジャパン」


と続けて。参議院選挙でもこれをやって、一部でずいぶんと話題になっていた。

推進派であろうと反対派であろうと急にこんな言葉が聞こえ来たら
何かしら波紋が残るだろう。

日常生活を非日常に。

選挙でおもしろいのは外山だけ、結果はわかってるしなぁ、なんて思って、
でもそれはそれでまずいよね、と思ったのは記憶にある。

確かに、マック赤坂さんは面白いんだけど。
いや、面白いんだけどね・・・ 面白いだけでは…

マック赤坂、羽柴誠三秀吉、外山恒一。
負けるとわかっていながら選挙に出る、
いわゆる「泡沫候補」に迫った映画「立候補」の監督の著書、
「泡沫候補」を読んだ。


2011年の大阪府知事、市長のW選挙。
マック赤坂さんは府知事選に出る。理由は、読んでもよくわからない。

しかし、パワーはすごい。圧倒的。過剰。
そのパワーを他に使えば、そんな意見はこの人にはあたらない。

京大から伊藤忠、独立してレアメタルの専門商社で成功。
その専門性、見識をいかせば、普通にやれば通りそうだが、
たぶんそれでは収まらない人なんだろう。
でもなぜ踊るのだろうか。

「選挙初日、聴衆が誰もいなかった。大阪府庁での第一声のあと、
マック氏はロールス・ロイスに乗って梅田へ移動した。梅田の街頭でも
少し踊った。やはり誰も立ち止まらなかった。次に通天閣に登り、
天王寺のティップネスでエアロビクスを踊ろうとしたが閉まっていたので、
大浴場へ行って風呂に入った。夜は難波の街頭で一時間ほど踊って、
その日の活動は終わった。」

思わず引用してしまったが、ここには詩が、文学があると思った。
不完全で純粋、というか。

誰もが羨む経歴の成功者である初老の男が、誰からも理解されない方法で選挙に臨む。
普通の方法ではたどり着けない場所に行くため、普通ではないやり方で戦っている。

そしてそれはおそらく間違っているが、間違えなければたどり着けない方が
狂っているのでは、そんな気にさせるのである。

マックさん以外の「泡沫候補」、外山氏は確信犯的だから除いても、
羽柴氏も、その他候補者も思いのほかマジメ。
羽柴氏は事業に成功してるし、他の人も学歴エリートで教師だったり
公務員だったり。そして皆なにがしかの思いがある。
伊達に供託金300万払って選挙に出ていない。

無論、美しい話ばかりではなく、大阪府知事選の演説を
京大の前でやろうとして実行委員会の女子と口論。
公選法違反だぞ、就職できなくなるぞ、と恫喝する場面や、
(公職選挙法では演説の場所を定めていないためどこでやってもよい、
 というか選挙区域外の活動を想定していない。)
ちょっと近くにいると困るだろうなと思うけど、
そう思いながらもマックさんの息子は父のことを許容していて、
なんだかよくわからないけれどちょっといい話になってしまうところは、
本書の良さなのかもしれない。

本書は、選挙に、政治に諦めがちな人に特にお勧めしたい。
ここには少なくとも本気がある。
やり方は、それぞれが試せばよいのだ。

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