「ファンはサッカー関係者を嫌っていることを理解しなさい。
最後にはファンと結婚しなさい」
甲府のGM佐久間氏が胸にとどめている言葉らしい。
(イギリスのGM講座で出会った言葉とのこと)
サポーターはすぐに、
「社長辞めろ」
とか、
「社長辞めろ」
とか、
「社長辞めろ」
とか言っちゃうし、おまけに、
「強化部は責任とれ」
とか、
「強化部を選んだ社長は責任をとれ」
とか、
「社長は責任取って辞めろ」
とかも言っちゃうんだけど、強化部の方ではこんなことを考えてくれているのである。
(少なくとも佐久間氏は)
これってキリスト教の「罪を犯した人を何度でも赦しなさい」ってことなんだろうけど、
サポーターの「不祥事」について処分を連発するフロントは、
少なくとも教会には勤めてないってことらしい。
裁判所にでも勤めているんだろうか。
2013年6月発売の「Jクラブ強化論」を読み返して、そんなことを感じたけれど、
日本で強化部やGMの話になると必ず出てくる名古屋の久米さんに、
レッズ、FC東京、ガンバ、甲府、水戸の強化部、それに元柏の小見さん、
代理人の稲川さんのインタビューで構成された本書は、
教会で勤めているかは別にして、彼らは彼らなりの相当な情熱、
信念をもって仕事をやり抜いてるってことを改めて感じさせるものとなっている。
そういう意味ではサポーターは読んでおいて損はないかな、と思う。
また名古屋の久米さんは、
という単著も出している。スポンサーから金を引っ張るための
資料作りの大切さ、なんかが書かれているので、
こちらも興味がある人は一読の価値あり。
名古屋の久米さんは2014シーズンは金も無くなったので
若手の活躍に期待するといってたけど、結局失速し
中断期に補強をした。名GMでもうまくいかないこともある。
(そして徳島も若い力にかけて降格しました・・・・・・)
しかし、この手のインタビューで徳島の話って聞いたことがない。
柿谷選手の絡みで結構取り上げられたことはあっても、
(島流しとまで言われたし)
それ以外で出てくることはないので、降格を機にどこかのメディアが
とりあげてくれないだろうか。
同じように情熱をもって仕事をしてるはずなんですが・・・。