愛媛FC、24年度、25年度の2年に渡って粉飾決算でした。
会見の模様はこちらに詳しいですが、

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/jleague/2014/columndtl/201501160002-spnavi

いや、これはちょっとやばいかも。3期連続の赤字は回避されると言ってる場合か。

会見に出席した大河正明常務理事兼コンプライアンスオフィサーは、
「我々が見てもこの決算はちょっとおかしかった。
中にいる人であれば、普通はすぐに分かるくらいのレベル」と、
愛媛側の内部体制に問題があったことを挙げた。
26年度の決算に問題がなければクラブライセンスの剥奪はないものの、
ライセンスの交付規則やJリーグ規約には
「書類に虚偽の記載をしてはならない」という記載があるため、
何らかの制裁は課される見込みだ。

とあるけど、会見の内容を見ると、経理は担当者におまかせ、
赤字になるとやばいからぎりぎり黒字と経営陣に報告、
つじつま合わせるために担当者がやってしまった、
ということみたいですが、3000万未収金があったら
中の人は気づくだろ、と思わずにはいられません。
横領でなくいろんなプレッシャーから経理担当者がやってしまった、
っていうのはありえなくはないですが。

で、9月に気づいて12月にリーグに報告して、っていうのもなんだかなぁ・・・
まあ公認会計士なり監査法人が見てるんで、
そこも気になるところ。社長に確認くらいはしてそうなものですし・・・

しかし本当にやばいのは、スポンサー関係。
正直地方クラブのスポンサーはいろんなしがらみでスポンサードしてるところも
多いので、辞めたがってるところがあるのも実情。
粉飾決算してた会社をスポンサードする銀行ってのも・・・

それに愛媛で気になるのはFC今治の存在。
岡田武史氏がオーナーに就任し、10年後にJ1を目指してるクラブ。

http://www.footballchannel.jp/2014/11/09/post55011/

もう今治FCでいいんじゃ、なんて意見が出てもおかしくないし、
愛媛のサッカー界一丸となって、となるのかどうか。
今治FCのスタッフにはいわゆる社会企業家になるような若く優秀な人が
集まりつつあるとも聞きますし(東大やら出てコンサルの後にNPOだったり
農業だったりするような人ね)。

しかし愛媛、お金が無い必死さも世間に訴えぬまま粉飾でした、というのは・・・
鳥取、福岡のがんばりを見てる故に同情できない部分もありますが・・・

で、開幕戦の四国ダービーはどういう雰囲気になるのか。
愛媛にエールを送る、なんてことになるのかなぁ。
サポーターにはエールを送りたい気持ちはあるんだけれど。
とりあえずリーグの報告を待つしかないか・・・

監査法人 DVD-BOX
塚本高史
アミューズソフトエンタテインメント
2008-11-28



このドラマ見る限り社長が知らないなんてありえないんだけどなぁ。